T-fal インジニオ シャープナー レビュー「砥石をやめたら楽になりました。」
砥石へのあこがれとあきらめ
これまで我が家では、包丁の切れ味が悪くなったときには砥石で研いでいました。モノを増やしたくないのと、砥石があるのに研ぎ器を買うのはもったいない気がして、包丁研ぎ器には手が出ず。それになんといっても砥石で包丁を研ぐ=いかにも丁寧な暮らしという感じがして、憧れもありますww ただ砥石での研ぎ作業は私にはなかなか難易度が高く、プロの動画を見ながら研いでも切れ味が格段に上がるということはありませんでした。しかも砥石は使うほどに平滑ではなくなる(どうしても真ん中が凹む)ので、砥石自体のメンテナンスも必要なんですよね。そうこうするうちに包丁研ぎがどんどんおっくうになっていくという負のスパイラルに。切れ味の悪い包丁で料理をするとストレスも溜まりますし、このままじゃいかんということで、思い切ってティファールの包丁研ぎ器を購入してみることにしました。
T-fal インジニオ シャープナー K25805
https://www.t-fal.co.jp/sp/products/CW/kitchentools/sharpener/in/index.html
長年愛用している包丁
下村工業のヴェルダン三徳包丁とペティナイフを使っています。一体成形のオールステンレスで、Amazonでも高評価だったため購入しました。
お手頃なお値段でありながら、私の下手な研ぎでもなんとかかんとか10年ほど使えているので、コスパの高い製品だと言えます。使い心地はかなり気に入っているので、あとは切れ味さえ良くなればといったところ。近頃は、包丁をギコギコすることも多くなりました。特にトマトは刃が入っていかず、鶏肉の皮は最低でも5往復はギコギコしないと切れません。さぁシャープナーでヴェルダン包丁のポテンシャルを引き出せるのでしょうか。実力はいかに。
T-falのインジニオ シャープナーが届きました
開封して最初に思ったことは、想像よりごつい。一番長いところで205mmあるので、ちょっと収納場所を選びそうですね。
次に箱の説明文を読んでみると、水洗いしない方がよいとのこと。研ぐ際にも水を付けないようにと書かれています。
3段階の硬度の砥石が付いていることはわかりました。Aと1+2の使い分けがよくわからないので、インジニオシャープナーのスペシャルコンテンツページもチェックしてみると、以下のような情報がありました。
・A:頻度は半年に1度程度。切れ味がかなり落ちている場合に使用。
・1+2:月に1度程度。定期的なメンテナンスとして使用。
なるほど。我が家の包丁は3ヶ月は研いでおらず、刃こぼれもしているので、A→1+2のフルコースでいった方がよさそうですね。
使い方
早速、研いでみましょう。前述の通り、シャープナーは水で濡らさない方がいいらしいので、包丁の水気をしっかり拭き取りました。ハンドルは握りやすく裏に滑り止めも付いているので、しっかり固定できます。砥石A→1→2の順番で、刃の根元側から刃先へと3回ずつスライドさせます。
気をつけることは、力を入れずにまっすぐ引くようにするだけ。
刃こぼれ部分は小さくなったような気もしますが、ほとんど変化ありませんね。
感想
計9回スライドさせただけですが、明らかに切れ味が良くなりました。
切ってみたもの
- トマト:刃がすっと皮に入って、透けるぐらいの薄さに切れました。
- さつまいも:切り終わりにバキッと割れる感じがなくなりました。
- キャベツの千切り:空振りが少なくなりました。
- 鶏肉の皮:ギコギコしなくても切れました。
- 万能ねぎ:切り残すことなく、切れました。(以前は切ったつもりでもつながっていることがありました)
まとめ
こんなに簡単だとは!本当早く買えばよかったです。研ぎ器だと刃先が細く削られて刃こぼれしやすく、こまめなメンテナンスが必要だという情報もいくつか目にしましたが、ここまで研ぎ作業がお手軽だとこまめにできそうです。少なくとも私は砥石のジレンマから解放され、切れ味をよくしたいという目的も達成でき大満足です。シャープナー自体の耐久性も気になるところですが、それは繰り返し使わないとわからないので、変化があればご紹介させていただきますね。
ではまた別の記事で。