【5000円以下でDCモーターが買えた!】謎のサーキュレーター「XR-JD10」の正直レビュー

2024年2月19日買ってよかった,コスパ最強,家電,掘り出し物,ミエリ

サーキュレーターの全体像

こんにちは。チープ・シック・リビングのミエリです。

サーキュレーターといえば、静音・細かい風量調節・省エネと、いいことづくめのDCモーターが人気ですよね。ただネックになるのは価格で、1万円を超えるものもザラにあります。そこで今回は、1万円以下で高コスパの2機種(1つは購入品、もう1つは最後まで候補に残ったもの)をご紹介させていただきます。サーキュレーターをお探しの方のご参考になれば幸いです。

サーキュレーターを購入した理由

以前住んでいたマンションは窓なし・換気扇付きの浴室でしたが、換気扇の効きが悪く、年中湿気に悩まされていました。今の団地に引っ越してきてからは、換気扇はないものの窓があり喜んでいたのですが、夏場や雨の日は逆に外から湿気をもらっているような感じで、脱衣所に湿気がたまるのが気になってきました。

ついには乾きやすくて気に入っていたバスタオル(ガーゼのフェイスタオル)から生乾きの匂いがするように。一度匂いがつくと普通に洗濯しても取れなかったりするので、コレはいかん!ということで、サーキュレーターの購入をすることにしました。

 

目星をつけたのはコレ

MODERN DECO(モダンデコ) AND・DECO 360°首振りサーキュレーター」

(モダンデコ株式会社・・・「アルモニア」や「モダンデコ」のブランドでデザインを重視した家具や家電などの商品を提供している広島県の会社。製造工場からの直接販売によって高品質な商品をより安く提供できる強みを持っている。なかでもAND DECO(アンドデコ)は、「journal standard Furniture」などでも取り扱われるニュアンスカラーが特徴のデザイン家電シリーズ。)

DCモーターのサーキュレーターを探していて、デザインに一目惚れしたのはこちらでした。複数のサイトで検索してみたところ、最安で5,998円。お値段と機能のバランスが良いですし、何よりモーターが日本製というところと、カラバリ豊富でデザインがおしゃれなところが魅力的です。DCモーターのサーキュレーターとしては十分お手頃価格なのですが、チープ・シックリビングとしては少しでも安くて良いものを探したいところです。

 

よりお手頃な同等品を発見!

そこでハシカンと協力して検索しまくったところ、謎のサーキュレーター「XR-JD10」を見つけました。ブランド名も、メーカー名も見当たりません。

「DCモーター サーキュレーター XR-JD10」

こちらはAmazonかYahooショッピングだと4000円台(2022年8月時点)!DCモーターでこの価格はまず見かけませんよね。

スペック比較

モダンデコXR-JD10
モーターDCDC
首振り左右+360度左右120度+360度
風量調節10段階12段階
自動オフタイマーあり(最長7時間)あり(最長12時間)
オートオフ機能あり(10時間後)あり(不明)
メモリー機能あり
モード切り替えリズム・おやすみリズム・おやすみ・自動・連続
カラー6色2色
リモコンありあり
消費電力18W26W
室温センサーあり
保証期間1年1年

モダンデコのものと比較しても遜色のないスペックでしたので、「XR-JD10」を購入しました!商品が届いて、輸入元が「TENTSU 株式会社天通」という会社だということがわかりましたが、製造元は謎のままです。

 

実際の使い心地は?

メリット

・かなり広い方向に風を送ることができる

低価格帯のサーキュレーターは左右スイングのみのものが多いのですが、「XR-JD10」には3D回転という機能があります。スイングボタンを押すと、60度・90度・120度の角度で左右に動くだけですが、3D回転ボタンを押すと、回転しながら上と左右に風を送ってくれます。部屋の空気を撹拌できるところが便利です。商品ページを見ると「3D」とか「360°×2」などと書かれており、まるで全方向に回転するかのように思いますが、実際の動きは下の画像のような感じです。

3D回転のしかた
この画像、作るのに時間かかりました(汗)

 

・細かい風量調節と十分な風量

風量調節が12段階と、細かく調節できるのがDCモーターのメリットですね。正直、半分の6段階で十分な気もしますが。ちなみに風量は+の方にしか変更できないため、うっかり希望の風量を通り過ぎると、風量12までボタンを押してまた風量1から出直さないといけません。私が発見したちょっとした裏技(?)なんですが、一旦電源をオフにすると風量1に戻るため、少しだけ時短になります(笑)

当初の目的だった脱衣所の湿気対策でもかなり助かっています。入浴直後の脱衣所:湿度78%→2時間放置したところ、湿度はまったく下がらず→風量5で1時間運転→湿度69%まで下がりました。

風量の違いがわかるように、ビニールひもを取り付けてみました。

<風量1>

風量1

<風量3>

風量3

<風量6>

風量6

<風量9>

風量9

<風量12>

風量12

 

・デザインがシンプル

ノーブランドゆえに変なロゴが入っていないところが気に入りました。

 

・ガードが外せて羽根のお手入れができる

ネジを外すと前ガードが取り外せます。

取説のガードの外し方

取説だとガードビスは1本かのように見えますが、3ヵ所留めてありました。

ガードビスの場所3ヵ所
赤丸がビス留めされていたところ

ガードビスを外しているところ

ネジはガードのスリット部分にあるため、軸が太いものは使えません。

使用したドライバー

我が家は、ハシカンの仕事道具のドライバーが使えました。軸長が8cm以上、軸径5mm程度のドライバーが必要になります。

注意点としては、ガードを左回しにしてはずすのですが、手が滑って回しづらいです。私が後ろガードを押さえ、ハシカンが前ガードを回して、2人がかりで何とかはずせた感じです。低価格だからかはたまた個体差があるのか、かみ合わせの精度が悪く、かなり固く嵌合していました。ちょっと気軽にはずせる感じではないので、普段はガードの外から掃除機をあて、年1回程度ガードをはずしてお手入れしていこうかなと思います。私はそんなにマメな方ではないので、年1回でも大丈夫です(笑)こまめに羽根をお手入れしたいという方には、ガードがはずしやすそうなモダンデコの方がおすすめですね。Youtubeにお手入れの手順がわかるモダンデコ公式の動画も上がっており、とてもわかりやすかったです。

何度かはずすうちに1人でも難なくガードを外せるようになりました。お手入れもこまめにできるようになり良かったです!

 

・軽い

我が家の除湿機(コロナ CD-P6313) は7.9kgと重いため、片手で気軽に持ち運ぶ感じではありませんでした。一方、サーキュレーターはたった1.9kgと軽いため、部屋の移動も楽々です。

 

・運転音が静か

除湿機はコンプレッサー式でうるさいため、夜間は階下への騒音が気になり使用できませんでした。サーキュレーターの場合は、階下に響くような振動はないため、安心して使えています。

iOS騒音計アプリ「デシベルメーター ノイズと音量の測定」で計測したところ、以下のような結果になりました。すべてオフの状態でも32dBと出て、絶対値としては誤差がありそうなので、比較のための相対値として捉えていただければと思います。(単位:dB)

サーキュレーター

XR-JD10

扇風機

F-LN6

除湿機

CD-P6313

風量1:42

風量3:47

風量6:57

風量9:64

風量12:72

弱:42

中:51

強:55

66

枕元で使用するなら、風量3ぐらいまでかなと個人的には思いました。

 

デメリット

・上下の角度を変えるのが手間

上下の角度を変えたい場合は、以下のような手順を踏む必要があります。電源オン→3D回転ボタンを押して回転させる→好みの角度になったら、3D回転ボタンを再度押して回転ストップ。この手順が面倒くさいな〜と思うことがあります。

 

・リモコンはしまえない

リモコンがはみ出している様子

リモコンがすっぽり収納できるものだと思っていましたが、途中までしか入らない仕様です。抜き差しも非常に固いので、収納しない方が使い勝手がよいと思います。我が家ではリモコンは使わないため、取説と一緒にしまっておくことにしました。

 

・操作音がうるさい

操作音を消す機能がなく、全ボタン押すたびにピッと甲高い音がします。上記の騒音計アプリで計測すると、風量6相当の60dBという結果になりました。上述の通り、風量は+の方にしか変更できないので、希望の風量をうっかり通り過ぎると、ピッピッピッと連続で鳴らしてしまうことも。赤ちゃんが寝ていて静かにしないといけない状況などでは、使いづらいかもしれません。

 

まとめ

いかかだったでしょうか。洗練されたデザインで日本製モーターのモダンデコ、多機能で高コスパのXR-JD10、どちらも魅力的な商品だと思います。我が家はコスパ重視でノーブランドの「XR-JD10」を購入しましたが、作りの甘さや使い勝手が微妙なところもあり、使う人を選ぶ商品ではあると思います。それでも致命的な問題はありませんし、何よりこのお値段でDCモーターのサーキュレーターをゲットできて大満足です。

品質やサポート面を重視する方には、レビューが多く、販売元もはっきりしているモダンデコの方が合っているかもしれません。

 

ではまた別の記事で。